白井香織

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「只今より、学園祭のメインイベントである、ミス○山コンテストの、審査発表会を行いまーす!皆さん、早く講堂に集まりましょー!」 都内の有名大学である○山大学の学内に、その年の学園クイーンを決めるイベントへの勧誘放送が鳴り響き、多くの学生や一般入場者達が、浮き足だって講堂に向かい始めた。 これから、様々な事前選考と投票を終えた8人の候補者の中から、学園クイーンが選ばれるのである…。 「お前、誰に入れた?」 「俺は臼井美香ちゃん」 「えーっ、そうなの?俺はやっぱ白井香織ちゃんだな♪あの色っぽさは、既に学生レベルじゃないね」 「そうかぁ?胸の大きさじゃ、ヒカルちゃんがダントツだろー」 そこかしこから、期待に胸膨らませた男子学生達の、勝手な推測トークが飛び交う中、華やかな審査発表会の幕が上がった…。
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