第一章

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「へぇ~お前かよ。」 「な、何が?」 「お前知らなかったのかよ、水島に好きな人居るって話、それがお前だったとはな。」 「知らなかった。」 すべての運命の歯車が回り始めた 僕はそれに従ってみたい。 「付き合う事にするよ。」 「そっか。頑張れよ。」 次の日の放課後、 僕はあの手紙の返事をするため水島を屋上に呼んだ。 「手紙の事だけど…付き合ってもいい。」 「えっ…本当に?」 「本当だ。」 水島は軽く泣きそうで、でも嬉しそうだった。 「断られるんじゃないかって思ってた。」 「これからよろしくな。」 「うん。よろしくね。」
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