第二章

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山本との鍋パーティーはその次の日だから大丈夫だ。 そしてイブの日。 「ごめんね。待った?」 と。 待ち合わせ場所に来た水島。 「いや全然待ってないから」 「てか約束の時間より全然早いし。」 水島はくすりと笑って 「それはお互い様でしょ。」と言った。 「そうだな。」 公営公園のイルミネーションは、 周りの街より規模が大きく 街の中でも力を入れているイベントである。 「凄いな~これだけ準備するのも大変なのにな。」 「でもこれだけの人に見てもらえるのだったら、準備しがいがあるでしょ。」 人にぶつかってしまった。 「ちゃんと前見て歩るけってあれ?」 「お前は~。」 「葉築じゃん。」 「宮下じゃんか~。」 宮下とは小学校の時のクラスメートで仲が良かった。 「こんな所で何してたんだ~ってそれ見りゃわかるな。」 僕は軽く言葉に詰まった。 「そうだ、紹介するよ。こいつは宮下、小学校の頃の友達。」 「初めまして。」 「どうも宮下です。こいつをよろしくなっ。」 水島は頬を薄く染めて 「はい。」 と言った。水島の家までは、少しだけど歩いた。 水島の家か。 どんな家なんだろう 。 水島の家は以外と自分の家から近い所だった。 自分の家の近くの最寄り駅を挟んで少ししたマンションだった。 「ただいま~。」 「お邪魔します。」 そう言って家に入った時、水島の母が出てきた。 「貴方が葉築君?」 「はい。葉築雄麻と言います。今日はお招き下さいましてありがとうございます。」 と言って深くお辞儀をした。 「まぁ、しっかりした子じゃない。紗江の母の静香です。ゆっくりしていってね。」 夕食を食べた後、水島の部屋へ行った。 水島の部屋は思ったほど目立った物もなく、あると言えば 机、ベット、テレビ、パソコン 後は本棚ってところだ。
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