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「何しよっか?」
「うーんそうだな…」
「そうだ、まだアドレス聞いてなかったね。」
付き合って数日だが、メールアドレスを知らなかった。
こうしてメールアドレスも交換して、
色々と話したりとかしていたら、帰る時間が迫っていた。
「それじゃ帰るな。」
「夕食ありがとうございました。」
「いいえ~また来て下さい。」
水島が「お母さん~下まで送ってくるね」
と言った。
二人を乗せて下まで降りるエレベーター
一階に着きドアが開く。
通りに出る所で水島が口を開いた。
「今日はありがとね。」
「いや別に、楽しかったよ。」
「それじゃまたな。」
振り返り
歩きだそうとした時、
水島が僕の前に立ち、
少し背伸びをしてキスをした。
僕は驚いて、でもやさしく包んであげた。
いつしか初雪が舞っていた。
これが
二人の最初のファーストキスだった。
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