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『ねぇってば、本当に白石ってかっこいいよね。やばい好きやばいやばい。…聞いてる?』
なんやねんこの人は。
人の気も知らんでよく言うわ、
「なら、白石部長に告ったらいいやないですか…」
そんな事したら俺可笑しなってしまうかも知れへんけど、いや部室に二人きりでそんな状態でドキドキしてる俺はもう可笑しなっとるかも知れん。
『ダメだよ、白石に今告白してもテニスがあるからきっとフラれる』
なんや、わかっとるんやないの。先輩なんかフラれて俺に慰められて俺を好きになればええのに。いつからやろ、この人を白石部長に渡したない思ったんわ。嫌われたないと思ったんわ。
「フラれた時は慰めたりますよ。はよ告ってフラれて来て下さい」
そや、はよフラれて俺を頼ってや。そしたらめちゃくちゃ抱きしめていっぱい愛したる。
『ひどーい。もしかしたら白石がOKしてくれるかも知れ…な…い。』
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