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今にして思えば
この夜、彼女との出会いこそが
彼女の運命を変える瞬間だったのかもしれません。
『はっ…はっ…』
彼女は男装をして、京の都を二人の浪士に追いかけられ逃げ回ってました。
『はぁ…はぁ…』
『待ちやがれ小僧!!』
逃げててるうちに彼女は物陰に隠れました。
『く、くそっどこにいきやがった』
『逃げ足のはやい小僧だ』
『そぅ遠くへは行っちゃいまい、探せ!!』
二人の浪士は刀を抜いて彼女をさがしはじめた。
『はぁ…はぁ…』
彼女は息をのんだ。
そして刀に手を伸ばした…
すると、浪人の一人が叫び声をあげた。
『うわわわぁぁ!!』
『…!』
『与一!?なんなんだテメェら!!』
すると浪士ははなれていく、そして変な笑い声が聞こえた。
『あーっはっはっ!!』
『な、何?』
彼女には何がおこってるのかわかりませんでした。
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