☆プロローグ☆

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5分くらいでちずるの家に到着した。 『相変わらずでけぇ...』 目の前に広がる門を見る。 木の板にど真ん中には椿の紋章。 まぁ俗に言う【ヤクザ】というもんですよ... 『お待ちしておりあした、龍さん。おぃ!木下!!早く車を追いてこい!!』 あの人木下さんって言うんだ。なんか『へい、すいません』とか言って行っちゃったし... 『さぁさぁ、若頭がお待ちです!』 ボウズ頭のヤーさんに(ヤクザと言うのは怖いので)連れられて、門の内側に入る。 『いらっしゃいあせ、龍さん』 中には二列に並んだ黒服のヤーさん達が手を膝について挨拶してくる。 列の間を歩く俺は気まずい... 『お前らもぅ持ち場に戻れ!龍が萎縮してるだろ!!』 玄関にいる赤髪でオールバックの男が言うと、ヤーさん達は『へい』とそれぞれ解散していった。 『明けましておめでとう。』 『部下解散させた後に言う言葉がそれかよ』
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