☆プロローグ☆

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今はもうちずるの部屋に来ている。 あ.こいつは《金谷 千鶴(カネタニ チズル)》。俺の親友で、一応男である。 ここら辺では有名な金谷組の次期頭領らしい。 恐い恐い。 『宿題は...いや、国語の宿題は持って来ただろうな?』 千鶴は自分の宿題を持ってきて、俺の前に差し出す。 こいつは頭がいいが、親と校長の仲がいいらしく、最低ランクの高校に入ったらしい。 まぁ国語以外の宿題をやってない俺にとっては超ありがたい話なんですけどね。 『なんで国語だけ出来ないんだよッ!』 『なんで国語が出来るんだよッ!』 ...訳がわからんわ。 『まぁ、早速写させて頂きます。』 『じゃあ、俺も国語写させて頂きます。』
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