4テスト返却

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一人淋しく近所の公園前を歩いてたら、後ろから声がかかった。 でもすぐには振り向けなかった。 思い出したくもない。 聞いただけで背筋が震え、嫌な汗が滲む。 「団長…」 「懐かしいなぁ その呼び名 でも誰かさんのせいでもう学生じゃないんでね 名前で呼べよ」 「嫌だ」 「ふーん 別いいけどこれから長い付き合いになるんだからさ、自己紹介しとくわ 俺は佐藤 勝也(さとう しょうや)」 「…長い付き合いて何?」 嫌な言葉に後ずさる。 もう皆の頼れる兄貴なんて見る影もない。 「お前に教えてやる義理はないね」 嫌な 予感は したんだ。 .
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