5文化祭準備

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「胡桃のは出血大サービスでめちゃくちゃ短いスカートにしようぜ」 「何言ってんの…お前」 本当に出血させてやろうか。 ふと、我に返り。 図案を見た。 男が着るには腕やら足やらが露出している。 そして首筋から鎖骨にかけても。 俺には着れない。 太股に腕に鎖骨辺りには痣やら何やらが色濃くついている。 とても見せられるものではない。というか見せたらばれてしまう。 「これこんなんじゃなきゃ駄目なの?」 「あー? いいじゃねぇか 文化祭なんだから派手に行こうぜ」 「…俺無理…」 「お前が一番の見物なんじゃねぇかよ」 ばしっと背中を叩かれ、本の少しよろめいた。 ちょうど今は中間服で安心していた。カーディガンの上から腕を摩ると ちくりと 腕の傷が痛んだ。
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