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チャイムが鳴り、遅刻ギリギリで滑り込む生徒。
そんな奴らの頭を名簿帳で軽く小突きながら入ってくる担任。
あーも…。
しーねば良いのに。
しねば良いのに。
死んでしーまえば良いのに。
はぁ…。
末代まで呪ってやる。
机に突っ伏し、負の呪文をぶつぶつと呟く。
幸福だったのに。
聖に会う前までは、うきうきでわくわくしててお昼が待ち遠しかった。
けど、今は日野君家で起こったことが延々ループ。
『SEXする?』
あれは…セフレ前提だったからなの?
じゃあ内心は
『チッ何渋ってんだよ。
お前ごときに手間かけてる暇ねぇんだよ』
って言ってたのかな?
セフレ前提でお付き合い。
「………俺そんな強いこになれなぁぁあい…」
「ならなくて良いから顔起こせ」
パシッ
軽快な音とともに俺の頭に軽い圧力。
殴ったな…。
親父にも殴られたことないのに…!
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