始まりと終わり

2/12
前へ
/92ページ
次へ
有馬翔平は誰からも好かれるような、そんな好青年だった もちろん女子からの人気も中々で、結構モテる 私も、ずっと前から好きだった ずっと、 ずっと、好きだった、のに―…― 『笹野…優衣…』 突然、頭の中で知らない声が私の名を呼ぶ 気味が悪い、疲れてるのか、こんな幻聴が聞こえるなんて… 『有馬翔平を…生かしたくは…ないか?』 なんだこのたちの悪い幻聴は…… 生かしたくはないか?だと? 出来るならとっととやれって話だ、やはり疲れているんだ、家に帰ったら早く寝よう 『ならば、契約をしよう――……』   歩いていた筈なのに、いつの間にか周りが真っ暗になり意識だけが残っていた  
/92ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加