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有馬翔平は誰からも好かれるような、そんな好青年だった
もちろん女子からの人気も中々で、結構モテる
私も、ずっと前から好きだった
ずっと、
ずっと、好きだった、のに―…―
『笹野…優衣…』
突然、頭の中で知らない声が私の名を呼ぶ
気味が悪い、疲れてるのか、こんな幻聴が聞こえるなんて…
『有馬翔平を…生かしたくは…ないか?』
なんだこのたちの悪い幻聴は……
生かしたくはないか?だと?
出来るならとっととやれって話だ、やはり疲れているんだ、家に帰ったら早く寝よう
『ならば、契約をしよう――……』
歩いていた筈なのに、いつの間にか周りが真っ暗になり意識だけが残っていた
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