二羽の鳥

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向かいに住んでいたおばさんだった。 いつも、僕達の面倒を見てくれた優しい人だった。 きっと、他の黒い影も知り合いだったのだろう。 僕達はどうにか逃げ出したが、翌日周りの家からはいくつかの家族が姿を消していた。 もう家族以外は信じることはできない世界なのだと知った。 しかし、その考えすらも甘かったということを思い知らされることになる。
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