亮すば

2/3
前へ
/26ページ
次へ
こんな関係になるつもりは 全然なかったんやけどな… 隣で裸で眠る亮をみて 昨日のことを思い出す 昨日の仕事終わり、亮に 「一緒に飲みません?」と 誘われて、横が「行けや」と 面白がっていうから 「ああ…今日は、その…」 やんわり断ろうとしたんやけど 亮が、…子犬みたいな 悲しい顔するもんやから 「…ええよ!」 って言ってもうた。 2人で何話すねんなーって 心配してたんやけど 酒の力は偉大でして、 亮も俺も飲んでは語り 飲んでは語りを繰り返して、 最終的には亮ん家に行き また飲んで…AVみて… 雰囲気にのまれて… 「りょ…、ゃ…イク」 「すばるくん、…好きや…」 酔った勢いであんなこと こんなことして… そして、告白されて… 今の状況に…。 どうすればええんや、 亮起こすか? いやいや、気まずい 何もなかったように 勝手に帰ってまえば… …無理や、腰めちゃ痛い それに仕事であったとき 気まずいやんか。 どうすればええんか分からず チラッと亮をみる 首筋にたくさんのキスマーク 俺がつけたやつや… 俺の身体にも キスマークや歯形が付いていて 昨日のことを思い出し 身体が熱くなる 重ねた唇、回した腕、 ふりかかる息、 そして 今までにない快楽… すべて覚えてる 女と何度もヤっても ここまでの快楽はなかった それに、 男同士やのに 亮やと嫌悪感がなく… 寧ろ、嬉しくて。 「亮…よう寝れるな」 可愛い寝顔 俺はもう一度布団に潜り 亮の腕の中に… この温もりさえも愛しい …好きやな 亮の細いのに引き締まった身体 たれ目で笑うと可愛い顔 アヒル口が可愛くて… キスしてみたいなって… …気まずかったのは 俺が亮を意識してたからか 起きたら、 俺も「好きや」って 亮に伝えよう。 今は、まだ 亮の腕の中で眠りたい。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

133人が本棚に入れています
本棚に追加