仁亀

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「やべぇ、緊張する」 返事が恐くて仕方がない でも、このままだと いけない気がした。 俺は目をつぶり 覚悟を決めて 送信ボタンを押した メールを送信してから 2分後、着信が鳴る。 画面に写し出される 亀梨の名前。 メールではなく電話だった。 3コール鳴るのを待ち 俺は電話に出た。 「…もしもし。」 「仁。どういうこと?」 「…」 久々に会話出来たというのに 状況的に喜べない。 言葉もまともに話せる気がしない 「仁が別れたいなら…俺は」 嫌だ嫌だ嫌だ ききたくない 「…亀は…平気なんだな」 「なにが?」 「俺は離れてる間、辛かった。離れたくなかった。バレてもいいと思ってた。でも、お前は…」 「俺も離れたくなかった。」 「でも、…俺より仕事を選んだ」 女みたいな台詞 けれど、今はどうでもいい 「確かに、仕事も大事だけど、俺には仁が1番だよ。」 「だったら…!」 「だから、離れることにした。」 「意味わかんねぇ」 「バレたら、事務所は黙ってない。グループ解散させられる可能性もある。仁と別れたくないから、…俺は仁と離れることにした。」 「…。」
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