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その次の日教室に入ると何か違和感があった。いつもは私が教室に入るとヒソヒソと声がするのに、今日はしない。更に栞が、栞の机の場所…いや、元々あった場所で泣いている。
「ちょっ…栞どうし」
「私の机どこよ!」
私が言い終わらないうちに栞が声を荒げた。どうやら、栞の机が隠されたらしい。でも…
「一体どうして…」
「どうしてだって?」
中村の声だった。
「なんでこうなってるのかと言うとな、松井、お前のせいだよ」
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