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私は一瞬耳を疑った。
「え…どういう…」
「教えてやるよ。お前栞とこないだ会ってただろ?だから」
は?意味分かんない。私と会ったから?ていうかなんで知ってるの?
「そうよ!玲奈のせいよ!」
「え?」
栞が再び声を荒げた。
「玲奈のせい!もうほんっと信じらんない!なんで私までこんなことされなきゃいけないのよ!」
「栞?」
「いいぞ栞!もっと言え!」
中村がはやし立てる。
「玲奈となんか友達になるんじゃなかった!もう絶交!」
え?絶交?なんで?私のせい?私のせい?私のせい?私のせい?私のせい?ワタシノセイ?ワタシノセイ?ワタシノセイ?ワタシノセイ?ワタシノセイ?私のせい?
この言葉がぐるぐる私の思考回路を回る。
「ハハハハハハハハハハ!ドンマイ松井!」
中村の笑い声が教室に響く。
コイツ…何言ってんだよ…栞を返せ…シオリヲカエセシヲリヲカエ3ヲリヲカエセ…コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス殺す!
その時、私の中で何かが弾けた。
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