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黒「ほれ!乗れって!送ってくから!」 …これがまさしく悩みの種のバカ兄貴、キミ兄ちゃん。 「…………………」 黒「りょう!はよ!」 「…………………」 黒「ははーん、シカトこくなんてええ度胸やな、我が妹よ。お前はこいつがどうなってもええんやな?」 ウィーンと窓が開いたそこには、 「…忠!?え!?なんで!?」 緑「りょうちゃん~はよ乗ってやぁ!キミ君にしばかれるぅ」 お兄ちゃんをみると、怪しい笑み。 ほんま何やってんねん、この糞兄貴は!!!! 緑「りょうちゃん、はよ乗ってぇ…(殺されるぅぅぅ)」 あ、さっきからぶつくさゆうてるのは彼氏の忠。 男前やのにめっちゃヘタレ。 まあ、そんなとこも好きなんやけど! 黒「りょう!ほんまに遅刻すんで!はよ!」 時計をみればもうあと五分で遅刻確定。 仕方なく車に乗り込む。もちろん、助手席には乗らない。 黒「ちょ、りょう!なんでやねん!お兄ちゃん寂しいやんかぁ~」 「うっさいねんボケ、はよ車だせや」 .
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