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僕のユチョンへの想いは、ユチョンとユノに知られた事でおかしな話、成就された気がした
だから、ほっとしたんだろう
PCに呟くだけの恋はあまりに孤独でしたから
ユノを想っているユチョンが腕の中にいて何故か癒されています
でも、それも一時です
すぐです
終わります
月がその姿を消したその瞬間、僕はユチョンに触れるだけの軽いキスをした
「チャンミン…」
「もうすぐあなたはまた太陽の光をうける。今のは皆既月食に起きた小さな奇跡だと思わせて下さいね。僕はそれでいいです」
「チャンミン…ホントにごめんな」
「謝らないで。僕は2人が大好きです。いいですか、もう二度といいませんからね?」
「(笑)わかったよ」
やっと笑ってくれた、愛しい『兄貴』に僕も笑顔を返した
「ユノにはちょっとキツイ事を言ってしまいました…本当は謝らなくてはいけなかったのに。ユチョン、一緒に謝ってくれますか?」
「いいよ。俺もユノにはちゃんと謝らなきゃいけないから」
「あ…」
月は顔を出し始めていた
僕は、ユチョンから離れてハランを代わりに抱きしめた
ペロペロと顔を舐めてくるハランに感謝します
僕の泣き顔なんか見せられませんから…
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