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そして遊佐が俺を覆い隠すように四つん這いになり俺を見下ろす。
ちょ!!顔近いって
…遊佐の息まで顔にかかってるよ!
「ちょ!遊佐いきなを!!」
恥ずかしさをごまかすためにおもわず大声をあげてしまう
顔が暑くなって行くのがわかる。
「久しぶりに会いましたからスキンシップを……それにしても音無が私のことを覚えてくれたなんて以外です」
無表情の表情から若干嬉しそうな表情になるが今はそんなことは頭に入らない。
「以外って……遊佐みたいな個性的な人はそうそう忘れられないって…まぁ、可愛いくなっていたから一瞬誰だかわからなかかったけど、それよりも、そこをどい…」
俺の上からどいてほしかったので、遊佐の質問に適当に答えたが
俺が最後まで言う前に俺の前からどいて数メートル距離を置いた。
「…わ、私がか、可愛いですか…?」
小さな声なので聞き取れない。
なんで顔赤くしているんだ?
どいてくれたからよしとするけど……少し残念な気もする…。
いやいや、そんなことは考えちゃいけないだろう
久しぶりとはいえ相手は幼なじみなんだから変なことを思ったらいけないだろう
「…別にいいのに」
遊佐が顔を赤くして照くさくなにか言っているが…俺の耳には入らない。
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