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「ふっふっふ、そんなこと言ってみゆきちだって気になるくせに」
ニヤニヤといやらしく笑う…女の子としてどうよその笑い方は…
「そ、そんなことないよ…」
なぜ!そんなに弱気なってる!君ならもっと頑張れるはずた…
(音無のことがもっとしることができるだぞ)
俺には聞こえない声でひさ子が入江に囁く、それで入江の表情か「!!」みたいになっていたが…
「そ、そうですね私も知りたいです」
心変わりはや!!せめてもう少し粘ってくれよ…
「別にいいけど…それほど、面白い話ではないぞ」
「平気~平気~たぶん面白いことだし」
「そっすねひさ子さん、面白い話だと思いますよね!!」
「………(コクコク)」
三人から期待な眼差しが…でもそのうちの一人…入江がやらく熱のこもった視線だ。
…そこまで期待されたても困る。別にたいして面白い話ではないし。
三人の視線に堪えられなくなりチラッとその張本人に視線を向けるが、苦笑いを浮かべて困ったようにしている。
…どうやら助けてはくれないみたいだ…
「そうだなあれは…二年前、俺が中学三年の時…自転車で隣町に用があった時だ…」
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