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こんなにたくさんいいつのまにいたんだ?ライブに夢中で気づかなかったぜ。
数は50人はいるだろ…そこにはなぜかユイもいる…触れないでおこう。
アンコール、アンコールと観客達が叫びだすガルデモもそれに答えるようにもう一曲歌いだす。
俺も聴きたいのも山々なんだけど、この熱狂ぶりはちょとまずいと思うので、岩沢達には悪いが退散することにしよう、転入そうそう問題を起こしたくないからな、盛り上がっているので俺一人ぬけても気づかないだろう。
そっと人混みを分けて…痛い痛いそこの男子!俺の足を踏むな!!そこのお前俺の手を引っ張るな!!手がちぎれるだろ!!
「…こっち」
ドラムの音、ギターの音、歌声、観客の叫ぶ声がある中で、その声は俺の耳にすんなりと聞こえた。
声の持ち主が俺の手を掴んできて観客達を掻き分けていく、前を向いているので顔はわからないが後ろ姿はユイより少し大きいぐらいで髪は銀髪な少女ってぐらいしかわからない。
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