赤ずきん

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森に1人の少女が 祖母の家に行く道を歩いていた。 「やっと見えてきたっ♪」 家に着くと中から お婆さんの声が聞こえる。 「黒ずきんや、よく来「じゃぁ、お婆様?此処に置いておくねっ」 お婆さんの話が終わらないうちに 黒ずきんと呼ばれた少女は カゴを扉の外に置いて 帰ろうとした。 「えっ?ちょっ待っ… 黒ずきんや?私は歩けないから 中まで持ってきてくれないと 手が届かないよ。」 お婆さんが必死に呼びかけても 「…………。」 返事はない。 「えっ?マジで?おいっ!! 黒ずきん!待てやコラッ」 「お婆様? そんな言葉遣いではまるで ‘男’みたい」 「?! そっ…そんな事はないよ、 黒ずきん?」 お婆さんは焦った様子で応えた、 がどうやら少女には もうお見通しらしい。
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