2人が本棚に入れています
本棚に追加
森に1人の少女が
祖母の家に行く道を歩いていた。
「やっと見えてきたっ♪」
家に着くと中から
お婆さんの声が聞こえる。
「黒ずきんや、よく来「じゃぁ、お婆様?此処に置いておくねっ」
お婆さんの話が終わらないうちに
黒ずきんと呼ばれた少女は
カゴを扉の外に置いて
帰ろうとした。
「えっ?ちょっ待っ…
黒ずきんや?私は歩けないから
中まで持ってきてくれないと
手が届かないよ。」
お婆さんが必死に呼びかけても
「…………。」
返事はない。
「えっ?マジで?おいっ!!
黒ずきん!待てやコラッ」
「お婆様?
そんな言葉遣いではまるで
‘男’みたい」
「?!
そっ…そんな事はないよ、
黒ずきん?」
お婆さんは焦った様子で応えた、
がどうやら少女には
もうお見通しらしい。
最初のコメントを投稿しよう!