赤ずきん

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「私、男は嫌いなの。」 「おっ…男じゃないよ、 怖い怖い狼だよっ?」 明らかに返答が 可笑しくなっている。 「―クスッ。狼とは話せないし、 大体此処空き家だよ? それに私に言わせれば 男だって狼だって同じ‘獣’。」 カチンッ 「カチン?今の何の音? くっ黒ずきんちゃん?」 ドォ-ン!!!! 次の瞬間この男… もといお婆さんの家は 吹き飛んだ。 そして当の黒ずきんはというと 何の躊躇いもなく 2つ目の手榴弾を その黒いずきんから取り出し 信管を口でくわえ 今にも抜こうとしていた。
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