悪魔率30%

7/13
前へ
/150ページ
次へ
「わりぃわりぃ。」 「もう…。」 「あいむ、お前の事嫌いだったからな。」 「ずいぶん可愛がりましたからね。」 「殴ったりしたら院長にクビ切られるぜ。」 「アイツ、トロくてムカつくんですよ。」 「可愛いじゃないか。」 「可愛い?」 研修医が眉をしかめた。 「可愛い。ショーケースに納めておきたいね。」 「そのまま動かなきゃいいのに。」 「本当は好きなくせに。」 「どうでしょうかね。」 ニヤリと笑った。 「あーあ。また捜さないと。」 「見つけたら、殺さないといけませんね。」 「お前がやれよ。」 「あーまた僕に押しつけるんですね。」 「そういうのは後輩がやるんだよ。」 「…。」 2人は奥の廊下に進んでいった。 ■■■ ガチャ 「ただいま。」 外が真っ暗な中、明るい部屋に弥一が帰ってきた。 「…。」 あいむが頭をこっちに向けた。。 「お前、ずっとコタツにいたのか?」 「…。」 一回頷いた。 「シップ買ってきたぜ。」 「?」 「わかんねーのか?シップだぞ。」 ガサガサ 靴を脱ぎ、シップを袋から出して彼女の後ろへ回った。 「ちょっと上脱いでくれ。」 「…。」 ゆっくりと、俺のパジャマのボタンを外した。
/150ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加