悪魔率30%

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バサ 真っ白な背中が露わになった。 「…しかしひでぇなこれ。」 あいむの背中に痣が出来ていた。 しかも所々にある。 「あいむ。ちょっと冷たいからな。」 「…。」 何故かブラはしていない。 この幼児体型には必要無いからなのか。 …まあどうでもいいや。 「これくらいか?」 ハサミでちょうどいい大きさに切った。 「貼るぞ。」 ぺた 「!」 ビクッと、あいむの肩が動いた。 「冷たいよな。この季節じゃキツいか?」 「…。」 あいむがブルッと震えた。 「悪いな。我慢してくれ。」 「…。」 あいむが黙って頷いた。 「しかし、目も口も機能しないって大変だな。それでこんな寒い中さ迷ってたんだもんな。」 「…。」 「明日服でも買うか?そんなんじゃな…。」 俺のダボダボパジャマ(上)だけって惨めすぎる。 見てる分にはいいが、流石にな…。俺だってもう着てない奴だし。 ぺた 「!」 あいむは、シップにいちいち反応した。 「ほら、コタツ入れ。」 バッ あいむがコタツにバックして入った。 そしてそのまま顔だけ出して縮こまった。 「お前…パジャマ着ろよ。」 「…。」 コタツに上半身裸なまま収め、ぬくぬくし始めていた。
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