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「…ありだな。」
聖吉がメガネを輝かせていった。
「なにがだ!」
「弥一。コーヒー。」
「俺も。」
背を向けながら言われると、なんだか腹が立つ。
「…。」
無言で台所に立った。
「弥一。この子名前なんてい言うの?」
「あいむ。」
「あいむ?あいむちゃんか。カワイイねー。」
真智留のテンションがあがっていた。
「あいむちゃん。ピーナッツだよー。」
あいむの口に、軽くピーナッツを当てた。
パクッ
あいむがそれを食べた。
「あはは。かわいいーー♪」
「ほら。」
弥一がコーヒーを持ってきた。
「真智留がテンションあがってカマ化してる。」
聖吉はもう興味がなさそうに、テレビのリモコンをいじっていた。
「おい真智留。食べさせすぎるなよ。」
「だって、この前行った動物園のアルパカみたいで可愛いんだもん。」
「…。」
突っ込みどころが沢山あるが、あえて言わないでおこう。
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