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怖っ。
何か対策しといた方が良いのか?
「あ、あと一つ聞きたいことがあったんだ。」
「?」
「…なんで俺を選んだ?」
「…。」
それを聞かれたあいむは、少し考えていた。
「やっぱり、たまたま近くに居たからか?」
カリカリ…
再びペンを走らせた。
「…。」
少し、ドキドキしながら、つまらない答えでは無いことを祈った。
カチャン
ペンを置いた。
「な…ん…となく?」
一度頷いた。
「なんとなくかよ…。じゃあ誰でも良かったんだな。」
ブンブン
首を横に振った。
カリカリ
゛やいちゃんにあえてよかった。うれしい゛
「…なら良かったな。」
急に来たストレートなメッセージに、照れを隠しきれなかった。
「つうか、お前俺の事「やいちゃん」って呼んでたんだな。」
゛やいちだからやいちゃん。いいでしょ?゛
「好きにしろ。」
あいむがニコッと笑った。
「あ、ビールねーわ。買ってくっか。」
弥一がこたつから足を出して立ち上がった。
「あいむ。どうする?行くか?」
「…。」
バサ
あいむが立ち上がった。
「行くか。」
準備が終わると、2人は仲良く手を繋いで外に出た。
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