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「貴様のことは…いつか実験してやりたいと思っていた。フ…それがやっと叶うわけだ。」
「え、えええっ!?」
フェルトは黒い笑みを浮かべてアルケインの身体をじろじろと眺めた。
きっとフェルトの脳内では、ああしてこうしてと調理が行われているに違いない。
「へ、変態ですか!?」
震えが止まらないアルケイン。
「いいか、そこらへんの真皇国兵にやられるんじゃないぞ。…貴様は俺の実験材料だからな。」
フェルトはそれだけ言うとクルッと背を向ける。一瞬見えた顔はまるで面白いことを見つけたぞ、と言わんばかり。
アルケインをしばらく寝かさないには充分なストレス材料だろう。
そして、それだけ言い残すと、さっさとフェルトは兵士を引き上げて行ってしまった…。
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