プロローグ

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1997年五月六日、19歳だった俺は、悪夢とともに目覚めた。 「うわー」 つぎの瞬間その悪夢の内容を忘れてしまった。みなさんもよくあるだろう。 耳をすますと階段をひとつまたひとつのぼってくる足音がする。悪夢のせいか怖くなり俺は布団にもぐりこんだ。どんどん足音が近づいてくるにつれて俺の心臓も早くなっているのが自分でもわかった。 次の瞬間。 「ガチャ」 俺はやばいと思った。
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