971人が本棚に入れています
本棚に追加
「れ~ちゃん……いや……って言う??」
「ん?何が?」
私のスカートの裾をクイクイと引っ張り、カナが不安そうに聞いてきた。
何のことか、わかっているのに……シラを切る私。
「カナが……靴下履かないと…」
「言うかもね~……だって、可愛いお洋服着たれ~ちゃんの隣に……かっこいいお洋服着たけど、靴下履いてないカナ………は、合わないもん」
そう言った私の言葉に、弾かれたようにソファーに走り………靴下を手にした。
「カナ、靴下履く!!!!!!」
一生懸命、靴下を履くカナを尻目に……私は、まさに親指を立てた。
.
最初のコメントを投稿しよう!