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一瞬の口づけでまさから離れようとした私……でも、それは叶わなかった。
なぜなら、まさの腕が しっかりと私の腰に回り……いとも簡単に引き寄せられたから。
再び重なる口………さっきのキスなんか、まるで子供のキスのように感じるくらい………深く、そして濃厚に…………
「………ンッ……」
無意識のうちに声にならない声が出る。
「ママァ、見て見て♪」
カナの声に、ようやく離れた。
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