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料理の途中だった私は、続きを作るべく キッチンに向かい、野菜を洗い始めた。
リビングからは、まさとカナの楽しそうな声が聞こえてくる。
そんな声を聞きながら、幸せを感じていた。
「うわっ/////;」
突然、腰に腕が回され……私は、驚いてしまった。
「カナと一緒に遊んでたんじゃないの?」
振り向かなくても分かるその相手に告げる。
「……ほら………寝ちゃった」
リビングに目を向けると……ソファーに横になる叶夢が見える。
「お昼寝しないで待ってたからね(笑)」
いつもならお昼寝するその時間に……パパが帰ってくる……とテンション高めで遊んでたからね。
思わず、クスッと笑いが溢れた。
「俺も………南で……充電……」
後ろから、しっかり抱きしめられて………左肩にまさの顔が乗せられた。
……なんにも変わっていない……
そんなまさの温もりに、安心出来た。
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