第1話 始まり

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篠原達は杉浦春斗の家の中へ入ってしまった。 藍華が篠原を呼び止めていれば、未来は変わっていたかもしれない。 「……とりあえず学校に戻ろう」 ――彼女が家のインターホンを押していれば、運命は変わっていたかもしれない……。 その日藍華は学校へ戻り、篠原達は早退扱いになった。 こうして杉浦春斗と日野藍華は、平凡な人生に別れを告げることとなってしまったのである。
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