第2話 混乱への入り口

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「…………ぅ」 ゆっくりと目をあけると、見慣れた天井が広がっている。どうやら自分の部屋で寝ていたようだ。 このまま二度寝でもしてしまおうかと思ったその時、俺は思い出した。 「アイツは!?」 篠原将俊。あいつにはしっかり話を聞いておかなければならない。 半身を勢い良く起こし、さっきの出来事を整理する。もしかしたら夢だったのかもしれない、そう思った時だった。 すぐ隣から声がする。 「ようやく目を覚ましてくれましたね」 ニコニコ笑う紳士――――篠原だ。
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