第2話 混乱への入り口

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「僕の“チカラ”は……これです」 その言葉と共に、突如篠原の右手に剣が現れた。 「だあぁあぁっ!?あ、危ないだろ!」 銀色にきらめく長剣。 この剣には見覚えがある。 「この剣を右手に召喚する、それが僕の“チカラ”です」 「な、成る程」 篠原が剣を片手に、傾けたり軽く振ったりして俺の反応を伺ってくる。危ないことこの上ない。 「わ、わかったから振り回すのはやめろ!当たったらどうすんだ!」 パニック状態の俺とは対照的に、篠原は楽しげに笑うとその右手から長剣を消した。 「僕は召喚した物しか消せないんですよ?春斗さんの“チカラ”の方がずっと凄いです」 「そうなのか……?」 「だから、《SUN》に入って欲しいんです」
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