PROLOGUE

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後西暦…… それは、人類が宇宙進出を果たした遠い世界の時代…… 後西暦230年。 地球統合政府は宇宙移民を“統合”という名目のもと、事実上の支配下に置こうとしていた。 これに抵抗する形で宇宙側は、火星やコロニーを中心に宇宙解放軍“U.E.F.”を結成して徹底抗戦の構えを見せる。 また地球でも反政府運動の活発化に対し、日本では国家治安維持部隊――通称“国治”が設立され民衆への弾圧が強まった。 その圧政に対し、世界中で起こる紛争に呼応して国や治安部隊に対抗する反政府組織やレジスタンスが増加する。 そんな中、世界各地で時空の歪みが確認され統合政府は緊急戦時体制を発令する。 戦火が戦火を呼び、世界は混迷の一途をたどってしまう。 終わりの見えない戦乱の時。人々は明日を見出だせるのか……
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