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すると…車に乗ってスグ、エルメスの携帯が鳴りました。
どうやら、仕事の電話の様です。
やっぱりエルメスも、亮くん同様仕事の合間に会いに来たみたいです笑っ
エルメスは、電話の相手(部下)に向かってかなりの勢いで怒鳴りつけていました。
かなりご立腹な様子でした。
『お前がちゃんと○○を枚数確認して持って行かへんからそうなるんやろが!お前今○○何枚持っとるんや?ったく、何やっとんじゃ!☆?※@℃$何たらかんたら…』
エルメスは、会社役員って言ってましたがどうやら、貴金属やブランドを買い取るショップの所長さんみたいでした。
ってか、それって会社役員なのか!?
まぁ…本人がそぅ言うんだから、そぅなんだろうけど??
助手席で、エルメスと部下のやり取りを聞きながら「どぅでもいいけど、偉そうだよな…」なんて思いながら、話しが終わるのを待ってました。
しばらくしてようやく、電話が終わりました。
私はエルメスに
『仕事中なのに、会ってて大丈夫なの?何かトラブってるみたいだし、行かなくていいの?』
と聞くと、
『あぁ~ごめんな。ホンマ、仕事出来ん奴らばっかで困るわ…。俺が行ったらスグ解決なんやけど、でもまぁ全然大丈夫やから、ご飯行こうか!せっかく来たんやしな。』
と、言うので私達はエルメスが決めてくれたお店に向かいました。
エルメスは、さっきまで偉そうに部下を怒鳴りつけていたくせに、何故か私の手を握って来ようとしました。
…ホント、こぃつは仕事中に何やってんだよ!
と、思いながらも手を握られてる私って…。
しばらく走って着いたお店は、小さな洋食屋さんでした。
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