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眩しいばかりの光に、彼は欝とおし気に目を開いた。
もぅ朝か、と忌ま忌まし気に布団を跳ね退けてベッドから立ち上がる。
ボサボサの頭を手櫛で解かしながら寝間着であるジャージを脱いで服を着替える。
今日は仕事で暑い所に向かうからと、黒いタンクトップに黒いシャツを着ると下も黒いロングのズボンを履く。
ふと頭にもっとコーディネートを考えなさい、と声が過ぎるがスルー。
着替えた後は荷物を集めるとそのまま自分の得物を手にとる。
クレイモア。本来の得物ではないが、それを背負う。
もう金は払ったから、とそのまま宿主に礼を言って立ち去った。
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