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ていうかパフェを食べてから気づいたけど。
「‥‥‥関節キスだな」
「か、関節キス!?」
朝比奈はなにをそんなに驚いてんだ?
まさか、あーんは関節キスに入らないとでも?
「この変態!」
「なぜ!?」
なんで俺は殴られたんだろう。
もう訳が分かりません。
「オレ帰る」
「そ、そうか」
本当に恥ずかしいのか、朝比奈は立ち上がって出口に向かっていく。
そのまま出ていくかと思ったら。
外に出る前にコッチに振り返って、
「騎菜!」
「な、なんでしょうか?」
朝比奈のあまりの迫力に思わず畏まる。
「オレはなにがあってもお前の近くにいるからな!」
それだけ言って朝比奈は出ていった。
「‥‥‥」
その言葉は、今の俺にとってはなにより嬉しい。
朝比奈に昔の事を話して良かった。
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