怒る女と笑う女

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「あぁ。残念だ、お前の勘違いっぷりは本当に残念すぎる」 「なにが残念なのよ」 朝比奈に一歩も引き下がらない委員長。 ついでに俺はまだドアの前から全然動けていない。 「騎菜は自分からオレを認めてくれたんだ。別になにもしてない」 「そ、そんなの嘘よ」 「嘘じゃないね。お前みたいに裏でコソコソなにかしなくても、オレはちゃんと騎菜に味方だって分かって貰えたんだ」 ここで一瞬委員長が顔をしかめてうつ向く。 ここがチャンスかも知れない。 そう思って急いで2人の元に向かう。 「2人共喧嘩は止め「騎菜君はアンタに同情してるだけよ」 おやおや? 俺が間に入ったのに平然と第2ラウンドが始まっちゃったぞ?
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