暁に咲く詩！！

怒る女と笑う女

「朝比奈‥‥‥頼む」

「わ、分かった。けど亜希さんの連絡先知らないよ」

そっか、そりゃそうだよな。

なら俺の携帯で‥‥‥

「ほらこれを使え。電話帳に母さんの携帯の電話番号が入ってる」

「‥‥‥わ、分かった」

さて、これで取りあえずひと安心。

後は母さんに言い方は悪いけど後始末を任せよう。

なんでか知らないけど、母さんはそういう工作が得意だから。

‥‥‥そろそろ起きてるのも辛くなってきたな。

最後に朝比奈が電話をかけてる姿を見て、俺は目を瞑った。