異世界の援軍

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投下される爆弾が大和の艦橋を傷つける。周囲は鉄や肉の焼け焦げる匂いがただよい、叩きつけるような爆弾や戦闘機の機銃掃射によって人がゴミくずのように死に、海に投げ出されていく。 海に投げ出された人間も、戦闘機の機銃掃射で容赦なく、撃ち抜かれ、周りの駆逐艦や軽巡が狂ったように対空砲火を打ち出し戦闘機を落としにかかるが、直ぐに爆弾をおとされ機銃や砲が沈黙する。 砲火をほとんど潰され満身創痍な大和と護衛艦軍。もはや勝負は決まっているのに攻撃を止めないアメリカ軍。海に落ちた戦闘を放棄した人間にたいしても、彼らは手を緩めない。 「ジャップを殺せーー!!!!」 「やったぜ!今ので三人はやったな!」 「見ろよ!白旗振ってるぜ。だれが止めてやるかってんだバカー!」 まるで遊んでいるかのようにアメリカ軍は日本人を殺していく。無線によってその言葉は空母に届いていたが、司令官はそれを黙認し、現場はそれをあおっていた。 そして、それを聞いているもう一つの軍があった。
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