始まりの始まり

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[聖王都ファミリオ] 「ふぁ~あ…眠っ…」 とある民家の一室で少年は目を覚ます。今年で18歳を迎えるその少年は髪は金色のミドルヘアー、 目の色は黒に近いグレー 目鼻立ちのすっきりした端正な顔をしている。 今日は彼の誕生日。例年通りなら家族と祝うのだが、今年は少し違っていた。 原因は二つ。 今年で建国7000年目を迎える王都は今ある事で盛り上がっていた。 この国を治める国王マイラ・ベーオウーフが娘のラティス専属の護衛騎士団の設立を宣言。 その候補として国民からも広く応募を募るとの御触れがあったからだ。 当然採用されれば次期女王の護衛という名誉ある地位に加え、生活の保証等様々な恩恵があるためある種のお祭りの様な騒ぎになっていた。
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