始まりの始まり

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二度とあんな惨めな事にはなりたくない 朝食を食べながら考えに耽っているとネーナが 「…い………の。バッシュ!」 「グッ…ゲホッ…ゲホッ!」 いきなり耳元で怒鳴られ思わずむせる。 「もぅ、親の話はちゃんと聞きなさいよね」 腰に両手をあて呆れた顔で見られた。 「今日は大事な日なんだから渡す物があるって言ったのよ」 そう言うなり、ネーナはキッチンの隣のネーナの寝室に入って行った。 「渡す物??」 さっぱり分からず椅子で呆けていると、何やら寝室からネーナがその身長より大きな箱と共に戻って来た。
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