王国と皇国

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ルイジアナの王女ミラーノは、そのような国同士のいさかいなどは知らずに育った。 父や母、家来達の話は彼女には難しすぎたが、皆の表情から見て、深刻な話だということは、10才の少女の頭でも想像出来た。 正直、まだ幼い少女にはそのような問題は親に任せるしかなかった。当時、少女を悩ませていたのは幼なじみの皇子のことだった。
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