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「はい
コーヒー」
フミヤくんが
暖かい缶コーヒーを渡してくれた
『…ありがとう』
私は受け取り言った
フミヤくんは
テーブルをはさんだ私の前のソファーに座り嬉しそうに笑った
『……』
『あの…』
「はい
何ですか」
私はフミヤくんの目を見た
無邪気な笑顔が眩しくて
目をそらす
『…どうして
私に優しいの?』
私が言うとフミヤくんは
一瞬驚いた顔をした
が、直ぐに
笑顔に戻った
「どうしてって…
それは下心があるからです」
『えっ!?
し、下心って💦💦』
「出来れば
お友達になりたいなぁ…って思ったんです」
…あ、あぁ
何だ。そんな感じの下心なんだ
私はまた
エッチな話かと…(笑)
「お友達になってくれますか?」
『うん
友達なら』
問題ないもんね
「…出来たら
交際を前提とした友達がいいんですけど」
………
『…それは
やっぱり…まだ』
「あ、あぁ
そうですよね」
「大好きな人が
いなくなったばっかりで
そんな事考えられませんよね」
『……何で
私なんか…』
「わかりません(笑)
僕の一目惚れですね」
一目惚れって…
何か照れちゃうな
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