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「これ…
僕の名刺です」
フミヤくんが
テーブルに名刺を置いた
「良かったら
いつでも電話して下さい」
『……ありがとう』
「雨…
止んだみたいですね」
言われて外を見る
さっきの土砂降りが
嘘の様に陽が差してきた
「…貴女も
あの太陽みたく笑ってて欲しいです」
─え?
「あなたが
笑顔になるなら、僕なんでもします」
………
何でそこまで…
出会ったばかりなのに…
「…ごめんなさい
僕、もう行かなくちゃ」
フミヤくんが
立ち上がった
『あ…』
「電話…
して下さいね」
「待ってます❤」
『…はぁ』
フミヤくんは
太陽みたいな笑顔を見せ、出口へと歩いて行った
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