*死者蘇生

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「ちょっと そこのアンタ」 ? 声に私は足を止めた 駅前のロータリー 歩道に小さな机を構えた占い師 灯籠の様な灯りがユラユラと不思議な空間を作ってた 『…私…ですか?』 普段なら そんな占い師の声に足を止める事などなかったけど… 何だろう 何かを感じる 「そうだよ そこのアンタ、ちょっと来てごらん」 手招きをする 占い師 …… 私は少し躊躇した その占い師の姿が普通じゃ無かったから 髪の毛は金色 ショートヘアの髪をツンツンに立ててる 顔には素顔を隠す為か バタフライマスクを付けてる そして ピッタリした赤いエナメルのスーツを着ていた 何か、一言で言えば 怪しい人 「いらっしゃい あなた、心に深い傷を負ってるね」 えっ… 「アンタの傷を 癒してあげるよ」 …… 「どうしたんだい さぁ、おいで」 …… バタフライマスクの下から見える目が怪しく光った  
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