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……
出来るのかな…
本当にそんな事…
私はゆっくりと
今来た道を歩きだした
藁にもすがりたい
そんな気持ち…
多分、私は
どこかの神経が麻痺してたんだと思う
気付いたら…
妖しげな占い師の前にいた
「やっぱり
戻って来たね」
薄笑いを浮かべる占い師
……
『あの…』
私が声を出すと
占い師は私の声を遮った
「いいのいいの
わかってる」
「私には何もかも
お見通し」
………
「あんた
大切な人を失ったんだろう」
!!
『…な、何で…』
「お見通しだと
言ったろう?」
……なに
この人…怖い…
私が何も言えないでいると、占い師は大きな水晶玉を出した
……
そして
水晶玉に手をかざす
……
「ふぅ…ん
なるほどね」
しばらく水晶玉を見ていた占い師はややあって言った
「あんた
秘密は守れるかい」
『は?』
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